新品と比べて大幅に購入コストが抑えられる「中古MacBook」。性能の高いMacBookがリーズナブルな価格で手に入ります。初めてMacBookを購入する方にもおすすめです。
本記事では、用途に合った適切なモデルの選び方から、メリット・デメリット、おすすめのリファビッシュ品まで解説します。失敗しない中古MacBook選びの参考にしてください。
中古MacBookの選び方
中古のMacBookを選ぶ際、事前に押さえておきたいことがいくつかあります。
- 利用用途を明確にする
- MacBook ProとAirの違いを理解する
- M1チップとIntelCPUの違いを理解する
- 画面サイズを確認する
順番に解説していきます。
1. 利用用途を明確にする
中古のMacBookを選ぶ際、まずは自分がどのような用途で使うかを明確にすることです。利用用途を明確にしないままMacBookを選んでしまうと、オーバースペックになってしまったり、反対にスペック不足になってしまったりする可能性があるため注意が必要です。
まず、日常的に使うアプリを書き出してみましょう。WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトが中心なのか、PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブなソフトを使うのか、プログラミングでXcodeやDockerなどを動かすのかによって、必要なスペックは大きく変わります。
また、持ち運びの頻度も重要です。カフェや図書館で作業する機会が多い方と自宅のデスクで使う機会が多い方では、重量や画面サイズの優先度が異なります。加えて、グラフィック性能が必要な作業をする機会が多い場合は、M1チップ搭載モデルを選ぶべきかIntel CPUでも十分かという判断も変わってきます。
2. MacBook ProとAirの違いを理解する
MacBook ProとMacBook Airでは、ターゲットとなっている利用者層が異なります。MacBook Proはプロセッサやグラフィックなどの性能が高く、プロユーザーにおすすめです。一方のMacBook Airは価格が安いエントリーモデルで、パソコン初心者の方や、初めてMacBookを購入する方に適しています。
MacBook ProはAirに比べて処理性能が高く、マルチタスクやクリエイティブな作業をスムーズに行えるのが魅力です。動画編集や3Dモデリング、プログラミングといった重い作業を頻繁に行う方には、MacBook Proの方が適しています。
また、MacBook Proには14インチと16インチの2種類があり、大画面で作業が可能。一方のMacBook Airは、13インチと15インチの2種類から選択できます。
加えて、接続ポートについても大きな違いがあります。MacBook AirにはThunderboltや4つのUSBポート、イヤホンジャック、充電ポートが搭載されています。一方のMacBook Proには、HDMIポートやSDXCカードスロットなどが搭載されているため、USBハブなしでモニターへの出力や写真の取り込みなどが可能です。
3. M1チップとIntelCPUの違いを理解する
中古のMacBookを選ぶ際、M1チップとIntelCPUの違いも理解しておきましょう。M1チップは、macOSとの互換性の高さが特徴。アプリの起動や操作がスムーズに行えます。また、セキュリティ性や省電力性の高さも魅力です。
一方のIntelCPUは、シングルコアとマルチコア性能の高さが特徴。ゲームや動画編集、3Dレンダリングといった特定の用途で威力を発揮します。加えて、互換性やカスタマイズ性の高さもポイントです。
4. 画面サイズを確認する
中古のMacBookを選ぶ際、画面のサイズも事前に確認しておきましょう。画面サイズは、使い勝手のよさや持ち運びのしやすさを大きく左右する重要な要素です。
画面サイズが13インチほどの小型モデルは軽量かつ携行性に優れており、外出先での使用に適しています。ただし、画面が小さく、マルチタスクを行う際に窮屈さを感じることがある点には注意が必要です。
一方、画面サイズが15インチを超えるモデルは、作業領域の広さが魅力です。動画編集やプログラミングといったクリエイティブな作業に役立ちます。ただし、持ち運びにくい点には注意が必要です。
自分の使用スタイルやニーズを考慮して、持ち運び重視なら画面サイズが13インチほどの小型モデル、作業効率重視なら15インチ以上のモデルを選択するのがおすすめです。
利用用途ごとのおすすめモデル

一口に中古MacBookといっても、利用用途ごとにおすすめモデルが異なります。
- ビジネス・事務用途(Office、ブラウザ、Zoomなど)
- クリエイティブ作業やプログラミング
- ライトユーザー向け(ネット閲覧、YouTube、Netflix)
この項目では、上記の利用用途ごとに、おすすめのモデルを紹介します。
ビジネス・事務用途(Office、ブラウザ、Zoom等)
ビジネス・事務用途でMacBookを使用する場合、高いスペックは必要ありません。Microsoft Officeやブラウザ、Zoomなどが問題なく使えれば活躍します。
MacBook Air M1には処理能力が高く、OfficeやZoomといったビジネスで使用するツールがスムーズに使用できます。加えて、バッテリー持続時間も長く、外出先での作業にもおすすめです。
より処理能力に余裕が欲しい方や、複数のアプリを同時に使用することが多い方には、MacBook Pro M1がおすすめ。ファンが搭載されているため、長時間の作業でも安定したパフォーマンスが維持できます。
また、IntelCPUが採用されているMacBook Proも、ビジネス・事務用途に適しています。価格が安いため、初めてMacBook Proを購入する方におすすめです。
クリエイティブ作業やプログラミング
動画編集やプログラミングといったクリエイティブな用途には、MacBook Pro M1の13.3インチまたは16インチモデルがおすすめです。高い処理能力を求められる作業で、安定したパフォーマンスを発揮します。
MacBook Pro M1 13.3インチは、持ち運びやすさと性能のバランスのよさが特徴。軽めの動画編集やプログラミング作業に適しています。加えて、ファンが搭載されているため熱に強く、長時間でも安定して作業をおこなえるのも魅力です。
また、より本格的な作業を行いたい方には、MacBook Pro M1 16インチがおすすめ。作業領域が広く、性能や処理能力が高いため、4K動画編集や3Dモデリングなどの重い処理もスムーズに行えます。加えて、複数のエディターやターミナルが同時に開けるため、プログラミングにもおすすめです。
ライトユーザー向け(ネット閲覧、YouTube、Netflix)
ネットの閲覧やYouTubeの視聴、Netflix鑑賞などが中心のライトユーザーには、MacBook Air Intelモデルがおすすめです。高い処理能力が必要ないため、IntelCPUでも十分快適に楽しめます。
MacBook Air Intelモデルの魅力は、価格の安さです。予算に限りがある方や、初めてMacBookを購入する方におすすめです。また、サブ機を探している方にも適しています。
ただし、M1チップ搭載モデルと比較してバッテリー持続時間が短く、発熱しやすい点には注意が必要です。外出先で長時間使用する場合は、モバイルバッテリーなどを別途持っていくことをおすすめします。
中古MacBookのメリット

中古MacBookのメリットは、下記のとおりです。
- コスパの高さ:新品では高価で手が出せないMacBookでも、使用用途に適したスペックを明確にすれば、安価な中古MacBookでも問題なく使用できます。
- 購入費用が抑えられる:新品のMacBookと比較して、数万円単位で節約できることがあります。
- 型落ちでも高い基本性能:M2・Mチップの型落ちであるM1チップでも、基本的な性能が高いため問題なく使用できます。
- すぐに使用開始できる:新品MacBookとは違い、セットアップ時間が短縮できます。
中古MacBookのデメリット
中古MacBookのデメリットは、下記の通りです。
- バッテリーが劣化している:新品のMacBookと比べ、中古MacBookはバッテリーの状態がよくない可能性があります。
- 外観の傷や使用感がある:外装に加え、USBポートやスピーカーなど、パッと見て分からない部分に傷や使用感があることがあります。
- 修理費用が高額になりやすい:場合によっては、故障時の修理費用が全額自己負担になることがあります。
安くて高品質なMacBookを買うなら、リファビッシュ品がおすすめ
中古MacBookの購入を検討している方には、リファビッシュ品がおすすめ。加賀マイクロソリューションでは、企業や学校で使用されていたパソコンを回収し、丁寧にクリーニングや動作確認を行ったうえで、独自の厳しい基準をクリアしたものだけを「リファビッシュ品」として販売しています。
一般的な中古品とは異なり、品質チェックや必要に応じた整備が行われているのがポイント。通常の中古品よりも安心して使用できます。
加賀マイクロソリューションの公式オンラインストアでは、M1チップ搭載MacBook Pro(2020年モデル)が約7万円台から購入可能です。MacBookを安く手に入れたい方は、ぜひチェックしてみてください。
狙い目!高コスパのおすすめリファビッシュモデル
最後に、おすすめのリファビッシュモデルを2つご紹介します。
- MacBook Pro M1 (13.3インチ 2020)
- MacBook Air M1(13.3インチ 2020)
それぞれ見ていきましょう。
MacBook Pro M1 (13.3インチ 2020)

MacBook Pro M1 (13.3インチ 2020)は、初代M1チップが搭載されているモデルです。Apple独自のSoC「Apple M1」が採用されており、優れた性能とバッテリー駆動時間が備わっています。
加えて、4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPUが採用されているのもポイント。負荷の軽い作業では消費電力を抑え、負荷の重い作業時には高いパフォーマンスを発揮します。
加賀マイクロソリューションの公式オンラインストアでは、メモリ16GB・SSD256GB搭載のリファビッシュ品が7万円代から購入可能。ビジネス用途からクリエイティブ作業まで幅広く活躍するモデルですので、ぜひチェックしてみてください。
MacBook Pro M1 (13.3インチ 2020)のリファビッシュ品一覧
MacBook Air M1(13.3インチ 2020)

MacBook Air M1(13.3インチ 2020)は、コスパの高さが魅力のエントリーモデルです。性能と価格のバランスがよく、省電力性にも優れています。
重量が1.29kgの軽量ボディで持ち運びやすく、かつ高い処理能力も備わっているのが特徴。動画編集やプログラミングなど、幅広い用途に役立ちます。
加賀マイクロソリューションでは、メモリ8GB・SSD256GB搭載のリファビッシュ品が約7万円から購入可能です。初心者向けのMacBookを探している方は、ぜひチェックしてみてください。