iPadを手軽に安く手に入れたいと考えたとき、中古品を検討する方も多いのではないでしょうか。しかし、安く手に入る一方で、「すぐ壊れるのでは?」「バッテリーが心配…」など、不安な声も少なくありません。
この記事では、中古iPadのメリット・デメリットを解説します。中古iPadはやめた方が良いと言われる理由や、おすすめの購入法にも触れていますのでご参考にしてください。
この記事はこんな人におすすめ
・初めて中古iPadの購入を検討している方
・コスパ重視で性能の良いiPadを探している方
・安心できる販売店や注意点を知っておきたい方
中古よりも高品質!コストと品質のバランスで選ぶなら
中古iPadはやめた方が良いと言われる理由・デメリットとは?
まずは、中古iPadはやめた方が良いと言われる理由やデメリットを解説します。
モデルが古いとスペックが不足する可能性がある
iPadは新しいモデルが登場するたびに、CPUやメモリなどの性能が向上しています。一方で、古いモデルでは処理能力が不足し、動作が重くなることがあります。たとえば、以下のような問題が発生しやすくなります。
- マルチタスク処理が遅くなる
- 動画編集やゲームに適さない
- アプリの起動や切り替えに時間がかかる
さらに、古いiPadは最新のiOS(iPadOS)に対応していないことも多く、以下のような不便やリスクも生じます。
- 最新アプリをインストールできない
- セキュリティが脆弱になる
- ブラウザやYouTubeアプリで表示が崩れる、動画が途中で止まることがある
このように、古いモデルではストレスを感じる場面が増える可能性があります。快適な操作性を求めるなら、スペックの高い最新モデル、特に新品のiPadを検討するのがおすすめです
バッテリー劣化の不安がある
iPadのバッテリーはリチウムイオン電池で、充電回数が約500回を超えると劣化が進みやすくなります。中古品はすでに何年も使用されているため、バッテリーの持ちが短くなっている可能性があります。「フル充電しても2〜3時間で切れる」などのストレスが快適さに支障をきたす恐れがあります。
また、バッテリー交換には高額な費用がかかります。中古で安く買っても、交換費用を加えると新品に近い価格になってしまいます。
フリマアプリでの購入はトラブルも
フリマアプリやオークションサイトでも中古iPadを購入できますが、トラブルに遭うケースがあるので注意が必要です。実際に届いたiPadが「画面に傷がある」「バッテリーがすぐ切れる」「Wi-Fiに繋がらない」など、致命的な欠陥を抱えている場合があります。傷や汚れに対する感覚も人によって異なるため、「美品」と記載されていても、実際には汚れが多かったというトラブルも絶えません。
また、前の持ち主がApple IDをログアウトしていないと、「アクティベーションロック」がかかって使うことが出来ません。販売者と連絡が取れず事実上使えない端末になることもあるので、リサイクルショップ等での購入と比べてリスクが高くなります。
中古iPadのメリット

中古iPadにはデメリットがある一方で、メリットもあります。ここでは、中古iPadの代表的なメリットを解説します。
価格が安くコスパが良い
中古iPadは、新品の半額〜7割程度の価格で購入できるのが魅力です。4万円する新品iPadでも、中古であれば2~3万円で購入できることも珍しくありません。少し古いモデルならさらに安くなり、1万円台でも購入できる場合もあります。
学習用・WEB閲覧などであれば旧モデルの中古で十分
お子様の学習用(PDF閲覧・オンライン授業・ノートアプリ・辞書アプリ)・Web閲覧(検索・調べ物・ニュースサイトの閲覧)など、一般的な用途に限定するのであれば、iPadは旧モデルの中古で問題ありません。軽い作業であればハイスペックなCPUを必要としないため、A10〜A12世代のチップで快適に動作します。
iPadはOSのサポート期間が長い
iPadはApple製品の中でも特にOSのサポート期間が長いのが特徴で、中古でも十分に価値があります。発売から約5〜7年にわたってiPadOSのアップデートを使えるので、長期使用に向いているのがポイント。長くサポートされるということは、中古で買っても数年間は現役で使えるという点でも、中古端末で最新アプリが使える可能性が高くなります。
こんな人におすすめ
中古iPadは、以下のようなニーズを持つ人に特におすすめです。
・とにかく費用を抑えたい学生や主婦
・動画視聴や読書、SNSが主な用途の人
・子ども用・サブ機として使いたい人
必要最低限のスペックで満足できるなら、中古は非常にコスパの良い選択肢です。
iPadの中古品を購入する際の注意点と選び方
ここでは、iPadの中古品を購入する際の注意点と選び方を解説します。
商品の劣化状況を確認する
商品の劣化状況は、以下のポイントで確認できます。
- 画面の傷・割れ
- 本体の傷・凹み
- 液晶の表示不良
- タッチ操作の反応
- ボタンの反応
- カメラ・スピーカーの状態
- バッテリー残量
- アクティベーションロックの解除
- 対応OS
- ストレージ容量
- 保証・返金対応の有無
まずは、表面に傷やヒビがないか、角の落下痕や背面のへこみがないかチェックしましょう。特にタッチに影響する傷があると致命的なので、タッチやボタン操作に対してスムーズに反応するか確認する必要もあります。ホームボタン、音量、電源ボタンがしっかり押せるか、写真が正常に撮れるか、音が割れたりしていないか、などもポイントです。
また、iPadにはiPhoneのようなバッテリーの最大容量表示がないため、販売者が状態を明記しているかが重要になります。中古ショップなら「バッテリー80%以上」などの記載があることが多いのでチェックしてみましょう。出品情報に「初期化済」「アクティベーションロック解除済」と明記されているか確認し、新しい持ち主でも問題なく使えるか確かめます。
信頼できるお店か
信頼できる中古iPad販売店を見極めて、安心・安全に購入することが大切です。まずは、初期不良や不具合があった場合、返品・交換に応じてくれるか必ず確認しておきましょう。7日〜30日間程度の保証が付いているお店は安心感が高いといえます。
大手リサイクルショップであれば、専門スタッフが正確に鑑定している可能性が高いです。Amazonや楽天などのプラットフォームであれば、評価点や購入者のレビューを参考にしてみましょう。
中古iPadの選び方

ここでは、中古iPadの選び方を紹介します。迷ったときは、以下の点で中古iPadを比較してみましょう。
シリーズとモデルを選ぶ
モデル | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
iPad Pro | 高性能CPU・大画面・Apple Pencil対応 | 動画編集・仕事・高負荷作業 |
iPad Air | 軽量&性能バランスが良い | 勉強・在宅ワーク・一般用途 |
iPad(無印) | 標準性能で価格も抑えめ | 家庭用・子ども用・サブ機として |
iPad mini | 小型軽量で持ち運びに最適 | 電子書籍・出先でのメモ取りなど |
標準モデル(無印)のiPadはコストパフォーマンスが高く、画面は10.2〜10.5インチで使いやすいのがポイント。iPad Airはより薄くて軽く、高性能になっているので、中古品でもスペックを諦めたくないときにおすすめです。
iPad miniは小型・軽量を求める方に、iPad Proはそのシリーズにおける最上位モデルにしたい方に向いています。1世代前のiPadより、2世代前のiPad Proの方が高価になっていることもあるので、コストパフォーマンスと比較しながら選ぶことも大切です。
用途に合わせたストレージ容量を選ぶ
容量 | おすすめユーザー | 主な用途 | 特徴・注意点 |
---|---|---|---|
~64GB | ・ネット・動画視聴が中心 ・iCloud併用が前提の人 | ウェブ閲覧、YouTube、SNS、軽いアプリ | ・価格が安く初心者におすすめ ・大容量アプリや動画保存には不向き |
128GB | ・軽く写真/動画も扱う人 | 写真・動画少量保存、ビジネス用途 | ・容量と価格のバランスが良いが、モデルによって選べない場合もあり |
256GB | ・ゲームや動画編集を軽くやる人 ・資料やデータを本体に保存したい人 | 写真・動画保存、ゲーム、Office系ファイル | ・ProcreateやAdobe系アプリなど使う人に適する |
中古iPadを選ぶときは、用途に合ったストレージ容量を選ぶことも重要です。WEB閲覧・動画視聴・SNSが中心のライトユーザーであれば、~64GBのストレージ容量で十分です。WEB閲覧やSNSは、基本的にデータを保存せず閲覧できるので、ローカルストレージをあまり使いません。写真や動画の撮影が多い方でも、クラウドストレージサービスを活用すれば、ローカルに保存しなくても済みます。
ただし、iPadのストレージは購入後に増設できないため、ストレージ容量が不安な方は、初めから余裕のある容量を選びましょう。
中古品が不安な方には、リファビッシュ品がおすすめ
中古のiPadを検討している方は、リファビッシュ品(整備済み製品)を検討しましょう。リファビッシュ品は、企業が使用していたiPadを専門業者が検査・整備・修理・クリーニングして、再製品化したものです。
加賀マイクロソリューションでは、状態の良い製品のみ販売しているので安心してご購入いただけます。状態の懸念がある中古品よりも、リファビッシュ品の方がかえってコストパフォーマンスが良いケースもあるので、ぜひ検討してみてください。