ノートパソコンを選ぶ際、用途や目的に合ったモデルを見つけるのが最も重要です。
しかし、どのメーカーのノートパソコンが自分に合っており、どんなスペックが必要なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
ビジネスや学習用、クリエイティブ作業など、目的や用途に応じて必要なスペックや機能が異なります。
そこで本記事では、各メーカーの特徴や、用途別パソコンの選び方を詳しく解説。
目的にぴったりのノートパソコンを選ぶため、ぜひ参考にしてみてください。
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1. 国内の人気ノートパソコンメーカー
最初の章では、国内メーカーで特に人気の高い4つをご紹介します。
- 富士通(FUJITSU)
- Dynabook(ダイナブック)
- NEC(エヌイーシー)
- Panasonic(パナソニック)
順番に見ていきましょう。
1-1.富士通(FUJITSU)

富士通のノートパソコンは、使う人の目的や用途に合わせて、さまざまなシリーズが用意されています。たとえば、LIFEBOOKは、家族みんなで使いやすい設計が魅力です。また、FMVは、若い世代にもフィットするようリニューアルされています。
全体に共通した魅力は、こだわり抜かれたデザインや長く安心して使える耐久性、優れたセキュリティ機能です。集中しやすい狭額縁の設計や美麗なプリズムクリアキーなど、細部の美しさにも妥協がありません。
直感的で使いやすい設計となっているため、パソコン初心者の方にも人気のメーカーです。
1-2.Dynabook(ダイナブック)

「持ち運びやすくて、信頼できるノートパソコンが欲しい」
そんな悩みに応えてくれるのがダイナブックです。ラインナップは実に多彩。たとえば、通勤や外出先での作業が多い方にはGSシリーズ、高い処理能力を求めるビジネスユーザーにはTシリーズがぴったりです。
また、普段使い用ならSシリーズ、クリエイティブ作業向けにはVシリーズもあります。
1-3.NEC(エヌイーシー)
NECのノートパソコンは、国内で一貫した品質管理が行われているなど、信頼性の高さが魅力です。加えて、シンプルかつスタイリッシュな見た目で、かつ持ち運びやすいため、外出先での使用にも適しています。
さらに、CoreシリーズやRyzenシリーズといった高性能プロセッサーが搭載されており、あらゆる作業がスムーズにこなせるのもポイント。さまざまな場面で活躍します。
1-4.Panasonic(パナソニック)
パナソニックのノートパソコン「レッツノート」は、職場やテレワークでの使用におすすめです。パワフルなCPUや大容量メモリ、SSDなど、ビジネスシーンで活躍する機能が複数搭載されています。
また、軽さと頑丈さを兼ね備えており、マグネシウム合金ボディや防滴キーボードが採用されているなど、外出先での使用に適しているのもポイント。長時間のバッテリー駆動が可能なので、充電切れの心配なく使い続けられます。
2. 海外の人気ノートパソコンメーカー
続いて、海外のメーカーで特に人気の高いものをご紹介します。
- HP(ヒューレットパッカード)
- Lenovo(レノボ)
- DELL(デル)
- ASUS(エイスース)
ひとつずつ見ていきましょう。
2-1.HP(ヒューレットパッカード)

ヒューレット・パッカードには、ビジネス向け・ゲーミング・クリエイティブ用と、さまざまな種類のノートパソコンがラインナップされています。同じCPU・メモリ・ストレージ構成でも、他メーカーと比べて価格が1〜2割ほど安いことが多く、コストパフォーマンスに優れています。
Elitebookなどのビジネスモデルは、耐久性と長時間稼働を重視した設計が特徴です。また、なかには、スタイリッシュかつ軽量なボディを持つモデルも展開されています。
ゲーミングモデルのVictusやOMENには、最新のGPUと高リフレッシュレートのディスプレイが搭載されており、ゲーム性能を追求して作られているのがポイントです。

2-2.Lenovo(レノボ)

Lenovoのノートパソコンは、コスパの高さと豊富なラインナップが特徴です。ビジネス向けのThinkPadは、堅牢性とセキュリティ性に優れています。家庭用・学習向けのIdeaPadは、手頃な価格で使いやすいのが魅力です。
Yogaは2-in-1タイプで、クリエイティブ作業やプレゼンに適しています。ゲーミング向けのLegionには高性能なグラフィックスが備わっており、ゲームや映像編集がスムーズに行えるのがメリットです。

2-3.DELL(デル)
DELLのノートパソコンは、用途に合わせてシリーズ分けされています。
Inspironシリーズはコストパフォーマンスに優れ、日常的な使用におすすめです。Latitudeシリーズは耐久性やセキュリティ性が高く、ビジネスシーンでの使用に適しています。
また、ゲーミング向けのAlienwareシリーズは、グラフィック性と冷却性の高さがポイント。XPSシリーズは、デザインの作成や動画編集といったクリエイティブ作業に適しています。
全シリーズ通じて堅牢性と実用性が高く、カスタマイズ性に優れているのが特徴です。
2-4.ASUS(エイスース)

ASUSのノートパソコンは、デザイン性・機能性・価格のバランスに優れているのが特徴です。
なかでもZenbookシリーズは、優れたパフォーマンスと洗練されたデザインが魅力で、多くのクリエイターやビジネスパーソンから支持されています。
また、全シリーズを通じて耐久性が高く、持ち運びに適しているのもポイント。なかには、アメリカ国防総省が制定した、耐久性や性能を評価する「MIL規格テスト」に合格したモデルもあります。
さらに、コスパにも優れており、同スペックの他社製品と比べて手頃な価格で手に入れられるのも嬉しいポイント。予算に限りがある方にもおすすめです。
3. ノートパソコンは、用途に合わせて選ぶ
プライベート・ビジネス・学習・クリエイティブ活動と、ノートパソコンは用途に合わせて選ぶのが重要です。場合によってはオーバースペックになってしまったり、反対にスペックが足りなくなってしまったりすることがあるため注意しましょう。
この章では、用途に合わせたノートパソコンの選び方を解説します。
3-1.趣味・プライベート
趣味やプライベート目的でノートパソコンを選ぶ場合は、用途に応じた機能性と携行性を確認しましょう。
日常的な作業やインターネットの閲覧がメインであれば、CPUはIntel Core i5やAMD Ryzen 5以上、メモリは8GBほどあれば快適に使用できます。動画編集や動作の軽いゲームも楽しみたい場合は、専用GPUが搭載されているモデルを選ぶとよいでしょう。
ディスプレイは、色の再現性が高いIPSパネルを選ぶと、映像や写真の編集がより正確に行えます。また、画面サイズは13~15インチが一般的。携行性と視認性のバランスが取れています。
バッテリーは、8時間以上の連続使用が可能なものを選ぶと、外出先での使用も安心です。また、ストレージは起動やデータの読み書きが速いSSDを選べば快適に作業できます。
スペック項目 | 推奨スペック | 説明 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上 | 日常的な作業や軽いゲームに適した性能 高負荷作業を避けるなら十分な性能 |
メモリ(RAM) | 8GB | 複数のアプリを同時に開いても快適に動作 |
ストレージ | 256GB SSD 以上(512GB推奨) | SSDはHDDよりも読み書きが速く、起動やアプリの動作がスムーズ |
グラフィック | Intel UHDグラフィックスまたはNVIDIA GeForce MXシリーズ | 軽いゲームや動画編集に適した性能 |
ディスプレイ | 13~15インチ、解像度はフルHD(1920×1080) | 明るさや色の再現性が高いIPSパネルが望ましい 画面が大きいと作業がしやすい |
バッテリー持続時間 | 8時間以上 | 外出先での作業や長時間使用に安心 |
ポート | USB Type-A、USB Type-C、HDMIなど | 必要に応じて外部デバイスとの接続がしやすいポートがあると便利 |
重量 | 1.2kg~1.8kg | 軽量モデルを選ぶと持ち運びやすく、旅行や外出時に便利 |
OS | Windows 10/11 または macOS | 使用環境に合わせて選択 Windowsは互換性が高く、macOSは直感的 |
3-2.ビジネス
ビジネス目的でノートパソコンを選ぶ場合は、安定性の高さと持ち運びやすさを重視しましょう。
仕事の効率を高めるために、安定した処理能力を持つCPUを選ぶのが重要です。複数のアプリやタブを同時に開くことが多い場合は、メモリが8GB以上のものをおすすめします。
ストレージはデータアクセスが速いSSD(256GB以上)が望ましく、大容量のデータを扱う場合は、512GB以上のものを選ぶと安心。また、ディスプレイはフルHDで、かつIPSパネルを選ぶとよいでしょう。
バッテリー持続時間は、最低でも8時間以上が理想です。仕事中に充電できない場合があるため、長時間のバッテリー稼働が求められます。さらに、軽量で携帯性が高いモデルを選ぶと、出張や外出先でも便利です。
スペック項目 | 推奨スペック | 説明 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上 | マルチタスクが安定してこなせる |
メモリ(RAM) | 8GB または 16GB | 8GBは一般的なビジネス用途に十分 複数アプリやタブを同時に開く場合は16GBを推奨 |
ストレージ | 256GB SSD 以上 (512GB推奨) | SSDはデータアクセスが速く、システム全体の動作がスムーズ 仕事に必要なデータを迅速に扱える |
グラフィック | 内蔵グラフィック (Intel UHDやIris Plus) | 内蔵GPUでも軽い画像処理や動画再生は十分可能 |
ディスプレイ | 13~15インチ 解像度フルHD以上 | 長時間の作業でも目が疲れにくく、視認性の高いIPSパネルがおすすめ |
バッテリー持続時間 | 8時間以上 | 外出先での長時間使用を想定している場合は、8時間以上のバッテリー駆動時間が必須 |
ポート | USB Type-A、USB Type-C、HDMI、SDカードスロット | 仕事で外部機器を多く接続する場合、さまざまなポートが必要 USB Type-CやHDMIも便利 |
重量 | 1.0kg~1.8kg | 軽量モデルを選ぶと持ち運びやすく、出張や移動が多いビジネスマンに便利 |
OS | Windows 10/11 Pro または macOS | Windows Proエディションがおすすめ セキュリティ機能やリモート接続機能が充実 |
セキュリティ機能 | 指紋認証・顔認証・TPM・BitLocker対応 | 企業情報や機密データを扱う場合、セキュリティ機能は非常に重要 |
3-3.学校・大学などの学習用
学校や大学などの学習用目的でノートパソコンを選ぶ際は、コスパを重視し、学習に必要な基本的なスペックが備わっているか確認するのが大切です。
CPUは、Intel Core i3以上またはAMD Ryzen 3以上を目安に選びましょう。文書作成やインターネット検索、オンライン授業などの基本的な作業がスムーズに行えます。
メモリは、最低でも4GBのものを選ぶのがおすすめ。より快適にマルチタスクを行いたい場合は、8GBのものが理想的です。また、ストレージは、SSD(256GB以上)を選べば効率よく作業できます。
ディスプレイは、13~15インチのサイズがおすすめ。解像度はフルHD以上を選ぶと、文字や画像が見やすく、目の負担も軽減されます。
また、バッテリー持続時間は6時間以上が理想的で、長時間の授業や外出先での使用を考慮すると安心です。
スペック項目 | 推奨スペック | 説明 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i3 または AMD Ryzen 3 以上 | 文書作成やインターネット検索、オンライン授業には十分な性能 作業がスムーズに進む |
メモリ(RAM) | 4GB または 8GB | 基本的な学習用作業には4GBで十分 複数アプリを同時に使う場合は8GBを選ぶと快適 |
ストレージ | 256GB SSD 以上 | 読み書きが速く、システムやアプリがスムーズに動作 学習に必要なデータ保存にも十分 |
グラフィック | 内蔵グラフィック(Intel UHDやIris Plus) | 内蔵GPUで十分 簡単な画像編集や動画再生に対応 |
ディスプレイ | 13~15インチ、解像度フルHD(1920×1080)以上 | 長時間の使用でも目に優しい フルHD以上の解像度は作業がしやすく文字が見やすい |
バッテリー持続時間 | 6時間以上 | 学校や大学での長時間使用を考慮し、6時間以上持つバッテリーが必要 |
ポート | USB Type-A、USB Type-C、HDMI | 外部デバイスとの接続や、プレゼンテーション用に必要なポートが備わっていると便利 |
重量 | 1.3kg~1.8kg | 軽量モデルは、通学や移動が多い学生に便利 持ち運びやすさが重要 |
OS | Windows 10/11 または macOS | WindowsとMacのどちらでも問題ないが、学校の推奨環境に合わせることが重要 |
カメラ・マイク | 内蔵カメラ、内蔵マイク | オンライン授業やミーティングのために、カメラとマイクが内蔵されていることが必須 |
3-4.ゲーム・動画編集などのクリエイティブ作業
ノートパソコンでゲームや動画編集などのクリエイティブな作業を行う場合、高い性能を持つハードウェアが必要不可欠です。
CPUは、Intel Core i5以上またはAMD Ryzen 5以上を選ぶと、複雑な作業でもスムーズに行えます。また、メモリは最低16GBが必要。動画編集をしながらアプリを使用する場合は、より大きなメモリが必要です。
ストレージは、512GB以上のSSDを選ぶのがおすすめ。加えて、グラフィック性能も重要で、ゲームや動画編集にはNVIDIA GeForce GTXやRTXシリーズの専用GPUが推奨されます。3Dグラフィックやエフェクト処理が高速に行え、スムーズな映像編集やゲームプレイが可能です。
ディスプレイは、サイズが15インチ以上かつ解像度がフルHD以上で、色再現性が高いIPSパネルのものを選べば編集がスムーズに行えます。また、バッテリーは連続駆動時間が6時間以上のものがおすすめです。
スペック項目 | 推奨スペック | 説明 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上 | 動画編集やゲームプレイ、3Dレンダリングなど、重い作業が快適に行える |
メモリ(RAM) | 16GB または 32GB | 動画編集やマルチタスクが多い場合、16GB以上が必須 32GBあれば、よりスムーズ |
ストレージ | 512GB SSD 以上 | SSDは読み書きが速く、データの転送速度が重要 大容量のデータを扱う場合、1TBが理想 |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti または RTX 2060 以上 | ゲームや動画編集に適した専用GPUが必要 RTXシリーズは3D処理やエフェクト処理に強い |
ディスプレイ | 15~17インチ、解像度フルHD(1920×1080)以上、IPSパネル | ゲームや映像編集に適した高解像度と広い色域のディスプレイが必須 |
バッテリー持続時間 | 6時間以上 | 高性能な作業を行うため、長時間のバッテリー持続時間が必要 |
ポート | USB Type-A、USB Type-C、HDMI、SDカードスロット | 外部デバイスとの接続や、データ転送に便利なポートが多いと便利 |
重量 | 1.8kg~2.5kg | 高性能なパーツが搭載されるため、重量がやや重くなることが多い |
OS | Windows 10/11 または macOS | クリエイティブ作業に適したソフトウェアが使えるOSが必要 |
冷却機構 | 高性能な冷却システム (複数ファンなど) | 高負荷作業中でも熱を効率的に排出できる冷却システムが必須 |
4. コスパ重視なら新品未使用品・再生品がおすすめ
下記は、本記事で取り上げたメーカーと、ノートパソコンの平均価格帯の一覧表です。
メーカー名 | 平均価格帯(円) |
---|---|
富士通(FUJITSU) | 約8〜12万円 |
Dynabook (ダイナブック) | 約7〜11万円 |
NEC (エヌイーシー) | 約7〜10万円 |
Panasonic(パナソニック) | 約12〜20万円 |
HP(ヒューレット・パッカード) | 約7〜13万円 |
Lenovo(レノボ) | 約6〜10万円 |
DELL(デル) | 約7〜12万円 |
ASUS (エイスース) | 約6〜10万円 |
どのメーカーのノートパソコンも、安いモデルでも6万円以上の値段がします。また、スペックを重視すれば、10万円の買い物になることは避けられません。
しかし、新品未使用品・再生品を選べば、上記の値段よりも安く買い求められる可能性があります。
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