新品より安く購入できるのが魅力の「中古デスクトップパソコン」。
しかし、購入前にしっかり確認しないと後悔する可能性があります。Windows 11への対応状況やスペック、パーツの劣化具合など、チェックすべきポイントは意外と多いもの。
また、価格の安さだけに注目してフリマアプリで買ってしまうと、保証がなくトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
本記事では、中古デスクトップパソコンを買う時の注意点とメリット・デメリットをご紹介します。また、おすすめの購入方法まで詳しく解説します。
品質も重視したいなら、中古より未使用品・再生品がおすすめ!
中古デスクトップパソコンを買う時の注意点

中古デスクトップパソコンを購入する際、下記4点に注意しましょう。
- Windows11への対応状況
- スペック
- PCの状態
- フリマアプリ・ネットオークション
順番に解説します。
1. 最大の落とし穴:Windows11への対応状況の確認
中古デスクトップパソコンを購入する際、見落としがちなのがWindows 11への対応状況です。
Windows 10のサポートは、2025年10月14日をもって終了しました。
未だに中古パソコンでは、Windows 10搭載の商品も多数販売されています。そのため、必ずWindows 11の動作要件を満たしているか確認しましょう。
Windows 11に対応していない中古デスクトップパソコンを買ってしまうとセキュリティ更新を受けられなくなり、将来的に大きなリスクを抱えることになるため注意が必要です。
参考リンク:Windows 11 の仕様とシステム要件 | Microsoft Windows
2. スペックの確認
中古デスクトップパソコンを購入する際、スペックを確認することも重要です。
なかでも、下記の3つをチェックしましょう。
- CPU (頭脳)
- メモリ (作業領域)
- ストレージ (保存場所)
CPU (頭脳)
CPUは、パソコンの処理速度を左右する重要なパーツです。中古デスクトップパソコンの場合、搭載されているCPUの世代によって性能が大きく異なるため注意が必要。Intel製ならCore i5以上、AMD製ならRyzen 5以上を基準に選びましょう。
また、第〇世代という世代番号も重要。古すぎる世代だと最新ソフトの動作が重くなったり、Windows 11に対応していなかったりするため注意しましょう。
なお、動画編集や3Dゲームをする場合は、Core i7やRyzen 7といったハイエンドCPUがおすすめです。予算と用途のバランスを考えながら、長く使えるスペックを選びましょう。
メモリ (作業領域)
メモリは、複数の作業を同時に行ったり、重たい作業を行ったりするのに重要な要素のひとつです。メモリの容量が少ないと動作が遅くなったり、アプリが突然落ちたりする原因になります。そのため、中古デスクトップを購入する際は、8GB以上を目安に選択しましょう。
なお、写真編集やビデオ会議を頻繁に行う場合は16GB以上あると安心。動画編集やゲームをする場合は、32GB以上のモデルを検討しましょう。
また、中古デスクトップパソコンの場合、メモリが増設可能かどうかも重要なポイント。購入時は最低限の容量で抑えておいて、後から必要に応じて追加するという方法もひとつの手です。
ストレージ (保存場所)
ストレージとは、データやプログラムを保存する場所のことです。主にSSDとHDDの2種類があります。中古デスクトップパソコンを購入する際、SSDかつ容量が256GB以上のモデルを選びましょう。
HDD搭載モデルは価格が安いものの、起動に時間がかかったりファイルを開くたびに待たされたりするストレスがあります。一方、SSDなら起動は数秒で、ファイルの読み書きも早いため作業効率が段違いです。
容量については、OSやアプリだけで100GB近く使うケースもあるため、256GB以上のモデルがおすすめ。写真や動画を多く保存するなら512GB以上、クリエイティブな作業をするなら1TB以上が理想的です。
なお、HDDが搭載されている中古デスクトップパソコンの場合、自分でSSDに換装する手もあります。しかし、初心者には難しい作業なので、最初からSSD搭載モデルを探した方が無難です。
3. PCの状態をしっかり確認する
中古デスクトップパソコンを購入する際、外観と内部状態の両方をチェックしておくことも重要です。
外観のチェック
中古デスクトップパソコンの外観チェックは、購入前に必ず行いたい確認ポイントのひとつです。本体ケースに大きな凹みや割れがないか見ておきましょう。傷や擦れは許容範囲ですが、変形している場合は落下などの衝撃を受けた可能性があり、内部パーツにダメージがあるかもしれないため注意が必要です。
加えて、各種端子部分も入念にチェックしましょう。USBポートやHDMI端子に破損や曲がりがあると、接続に支障が出るため注意が必要。併せて、電源ボタンやリセットボタンの反応も確認しておきましょう。
さらに、ファンの吸気口や排気口にホコリが詰まっていないかも重要。詰まっていると冷却性能が落ちて故障リスクが高まります。気になる箇所があれば、購入前に問い合わせるのがおすすめです。
内部状態のチェック
中古デスクトップパソコンを購入する際、可能であれば中の状態も確認しておきましょう。とくに重要なのは、ホコリの蓄積具合です。ファンやヒートシンク周辺にホコリが溜まっていると冷却効率が下がり、熱暴走や突然のシャットダウンを引き起こす原因になるため注意しましょう。
加えて、コンデンサの膨張や液漏れがないかも重要なポイントのひとつ。マザーボード上の円柱型の部品が膨らんでいたり、茶色い液体が付着していたりしたら劣化のサインです。
さらに、ケーブル類の接続状態も見ておきましょう。配線が雑だったり断線しかけていたりすると動作不良につながる可能性があります。ネット購入で内部が見られない場合は、販売店に清掃やメンテナンスの実施状況を問い合わせてみましょう。
4. フリマアプリ・ネットオークションは避ける
中古デスクトップパソコンを購入する際、フリマアプリやネットオークションの利用は避けましょう。個人間取引では、保証が付いていないケースがほとんど。加えて、届いた商品が説明と違っていたり、動作不良があったりすることがあるため注意が必要です。実際、スペックが虚偽だった、内部が破損していた、起動すらしないといったトラブルが後を絶ちません。
また、出品者とのやり取りや発送手続きに時間がかかることや、問題が発生した際の解決が非常に困難である点にも注意が必要です。しかし、専門店であれば保証付きの製品が購入でき、サポートも受けられます。
多少高くても専門店で買う方が、長期的に見れば安心かつ経済的な選択と言えます。
安さだけに飛びつかず、購入後の安全性を優先して中古デスクトップパソコンを購入しましょう。
中古デスクトップパソコンのメリット

中古デスクトップパソコンには、下記2つのメリットがあります。
- 新品よりも価格が安い
- ノートPCほど劣化を気にしなくてよい
新品よりも価格が安い
中古デスクトップパソコンの魅力は、なんといっても価格の安さ。ときには新品と比べて30〜70%程度の価格で購入できることもあるため、予算に限りがある方におすすめです。たとえば、新品で十数万円するスペックのパソコンが、中古なら十万円以下で手に入ることも珍しくありません。浮いたお金でモニターを追加購入したり周辺機器を充実させたりと、満足度の高い環境が構築できます。
また、同じ予算内でワンランク上のCPUやメモリを搭載した上位モデルを狙えるのもポイント。コスパを重視するなら、中古デスクトップパソコンは賢い選択肢のひとつと言えます。
ノートPCほど劣化を気にしなくてよい点がある
中古デスクトップパソコンを購入するメリットに、ノートPCより劣化の心配が少ないという点があります。ノートPCは、バッテリー・キーボード・ディスプレイといった主要パーツが本体と一体化しているのが特徴。これらが劣化すると使い勝手が大きく損なわれます。なかでもバッテリーは、使用期間が長いと充電容量が著しく低下し、コンセントなしでは使えない状態になることもあるため注意が必要です。
一方、デスクトップパソコンにはバッテリーがなく、キーボードやディスプレイは外付けのため、劣化しても個別に交換が可能。加えて、本体内部のパーツも交換や増設がしやすい構造になっているなど、メンテナンス性にも優れています。
中古デスクトップパソコンのデメリット
中古デスクトップパソコンには上記のようなメリットがある一方、下記2つのようなデメリットもあります。
- パーツが劣化している
- メーカー保証は非対応
パーツが劣化している
中古デスクトップパソコンのデメリットのひとつに、見えない部分でパーツが劣化している可能性があります。とくにストレージは、突然データが読めなくなったり動作が遅くなったりする恐れがあるため注意が必要。HDDなら異音が発生するなどの兆候がありますが、SSDは前触れなく故障することがあります。
また、電源ユニットやファンといった部品も経年劣化するため、突然電源が入らなくなることも。冷却ファンが弱っていると本体の温度が上昇し、他のパーツにも悪影響を及ぼします。また、グラフィックボードも使用年数が長いと性能が落ち、画面表示に不具合が出る可能性があるため注意が必要です。
購入時には正常に動いていても、数ヶ月後にトラブルが発生するリスクが新品より高いことを理解しておきましょう。専門店で購入する場合は、事前点検やパーツ交換の有無を確認することが重要です。
メーカー保証は非対応
中古デスクトップパソコンを購入する際に注意したいのが、メーカー保証が基本的に受けられないということです。新品のデスクトップパソコンには通常1〜3年のメーカー保証が付いています。しかし、中古デスクトップパソコンは購入後に故障した場合、修理費用を全額自己負担することとなるため注意が必要です。
とくに、マザーボードや電源ユニットといった重要なパーツが壊れると、修理代が数万円に及ぶことも。場合によっては新品を買った方が安かったという事態にもなりかねません。
中古販売店によっては独自の保証を設けているケースもありますが、保証期間は1ヶ月〜3ヶ月程度と短く、対象範囲も限定的です。購入時には、必ず保証内容を確認しましょう。
安く高品質なデスクトップを買うなら、新品未使用品・再生品・リファビッシュ品がおすすめ

中古デスクトップパソコンを購入するなら、新品未使用品や再生品、リファビッシュ品がおすすめです。
- 新品未使用品:
型落ちや開封済みといった理由で、新品として販売できなくなった製品のこと。
実質的には未使用で、ほとんど新品同様の状態で使用できます。 - 再生品:
メーカーが何らかの理由で新品として販売できなくなった製品を直接仕入れ、修理・再生・動作確認を行って販売可能と判断したもの。
ほぼ未使用または新品に近い状態で外観のダメージも少なく、消耗品パーツの劣化も比較的少ないのが特徴です。 - リファビッシュ品:
企業が使用していたパソコンを引き取り、徹底したクリーニングと厳しい基準での動作テストを経て再製品化したもの。中古品よりコスパが高く、品質も保証されています。
中古デスクトップパソコンを購入したいけど予算に限りがあるという方は、ぜひ新品未使用品・再生品・リファビッシュ品をチェックしてみてください。


