ThinkBook 14 Gen 8は、Lenovoが展開するビジネス向けのノートパソコンです。Intel Coreプロセッサが搭載されており、事務作業からクリエイティブな用途まで幅広く対応できます。
14インチのコンパクトボディでありながら、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cポートをはじめとした充実したインターフェースが備わっているのもポイント。軽量性と携行性にも優れ、外出先での使用にも適しています。
ThinkPadほどの堅牢性はないものの、落ち着いたデザインと手頃な価格で、スモールビジネスやフリーランス、コストを重視する法人ユーザーから注目を集めています。
本記事では、ThinkBook 14 Gen 8の仕様や特徴、おすすめのユーザー層について詳しく解説します。
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仕様・スペック
ThinkBook 14 Gen 8は、CPUにCore 7 240H・Core 5 210H・Core 3 100Uのいずれかが搭載可能。メモリは8GBまたは16GBのDDR5、ストレージは256GBまたは512GBのNVMe SSDが選択できます。
ディスプレイは、14インチのIPS液晶でWUXGA解像度に対応。インターフェースには、Thunderbolt 4対応のUSB Type-Cポートを含むUSB端子やHDMI、有線LANなどが備わっています。
ワイヤレス接続は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応。バッテリー容量は45WHrまたは60WHrから選択できます。また、本体サイズは313.5×224.0×17.5mm、重量は約1.36kgです。
特徴
続いて、ThinkBook 14 Gen 8の特徴を解説します。
性能が高く、コスパに優れる
ThinkBook 14 Gen 8に搭載されているCore 7 240HやCore 5 210Hは、PassMarkベンチマークで高いスコアを記録しており、ビジネス用途で十分に使用できる処理能力を持っているのが魅力です。マルチタスクやアプリの同時起動もストレスなく行えます。
Core 7 240H搭載モデルでも価格は10万円前後であり、性能と価格のバランスが良好。エントリーモデルのCore 3 100Uでも基本的な処理性能は高く、メモリを16GBにしても10万円を切る価格帯で購入できます。
コストを重視しながら実用性も求めたい方におすすめのモデルです。
スタイリッシュな外観
ThinkBook 14 Gen 8には、ビジネスシーンで使いやすい落ち着いたデザインを採用しています。
天板は、ThinkBookシリーズ共通のツートンカラー。派手すぎず地味すぎず、程よい高級感があります。加えて、本体の質感も良く、オフィスだけでなく外出先でも違和感なく使用可能です。
また、ヒンジが180°まで開くため、画面を相手に見せながらプレゼンができるのもポイント。ThinkPadほどの堅牢さや重厚感はないものの、上質に仕上げられています。
幅広いCPUの選択肢があり、Core Ultra 7搭載モデルも
ThinkBook 14 Gen 8はCPUの選択肢が幅広く、なかにはCore Ultra 7が搭載されているモデルもあります。
Core Ultra 7は、2023年12月に登場したIntelのプロセッサです。Meteor Lakeアーキテクチャや、パフォーマンスコアと効率コアを組み合わせたハイブリッド設計が採用されています。マルチタスクや負荷の高いアプリを用いた作業で、優れた性能を発揮するのが魅力です。
AI処理専用のNPUが搭載されており、リアルタイム翻訳や画像処理などのタスクを効率的に実行できるのも特徴。内蔵グラフィックスにはIris Xe GPUが採用されており、動画編集ソフトでのレンダリングやゲームプレイでも高いパフォーマンスを発揮します。
従来のCore i7シリーズと比べて消費電力が低減されており、長時間の使用でも安定した動作が期待できるのもポイント。クリエイティブ作業やゲームに適したプロセッサと言えます。
重さは持ち運びに許容できるレベル
ThinkBook 14 Gen 8の重量は約1.36kgで、14インチクラスのノートパソコンとしては標準的な重さです。毎日カバンに入れて持ち歩くことを考えても許容範囲内と言えます。軽量モデルと比べると重く感じることがあるものの、極端に負担になるほどではありません。
ACアダプターはUSB Type-C対応で290g程度あるため、持ち運びを前提とする場合は、市販の軽量な充電器を検討するのもおすすめです。オフィス間の移動や出張での使用であれば十分実用的な重量であり、自宅とオフィスを往復する程度であれば問題なく携行できます。
画面の色域はやや狭め
ThinkBook 14 Gen 8のディスプレイはWUXGA解像度（1920×1200）に対応しているものの、色域は45% NTSCと狭めの設定です。輝度も300nitと控えめで、色鮮やかさや明るさを求める用途には向いていません。
そのため、写真編集や動画編集といったクリエイティブな作業、または映画やドラマを高画質で楽しみたい方には物足りなく感じるでしょう。
一方で、文書作成やWeb閲覧、表計算などの一般的な事務作業であれば問題なく使えます。画質を重視する場合は、上位モデルや他機種の購入を検討するのが無難です。
ThinkBookシリーズの位置付けとThinkPadとの違い
ThinkBookシリーズは、ビジネス向けのThinkPadとコンシューマ向けのIdeaPadの中間に位置するブランドです。充実したカスタマイズ項目や豊富なインターフェースが備わっており、有線LANポートをはじめとしたビジネスシーンで必要となる機能も搭載されています。
ThinkPadが大企業やハイエンドユーザー向けであるのに対し、スモールビジネスやフリーランス、または予算を抑えたい法人ユーザーに適しているのがThinkBookです。
デザインはIdeaPadに近いスタイリッシュな外観ですが、セキュリティ機能やビジネス向け機能を持ち合わせているなど、高い実用性も備わっています。
コストと性能のバランスを重視するユーザーにとって、魅力的な選択肢のひとつです。
ThinkBook 14 Gen 8はこんな人におすすめ
ThinkBook 14 Gen 8は、下記のような方におすすめです。
- 外出先やオフィス間を移動するビジネスユーザー
- コスパを重視する法人
順番に解説します。
外出先やオフィス間を移動するビジネスユーザー
ThinkBook 14 Gen 8には性能の高いIntel Coreプロセッサが搭載されており、最大32GBのメモリと2基のストレージに対応。複数のアプリがスムーズに動かせるなど、主にビジネスシーンで活用できます。
また、アルミニウム製のボディが採用されており、軽量で持ち運びやすいのもポイント。14インチのWUXGAディスプレイ採用で、視認性の高さも良好です。
バッテリーの駆動時間は10時間近くあるため、外出先でも電源を気にせず使用できます。加えて、フルサイズの日本語配列キーボードはExcelや文書作成に適した設計で、ビジネスユーザーに配慮されています。
優れた性能と高い携行性で、外出先やオフィス間の移動が多いビジネスユーザーにおすすめです。
コスパを重視する法人
十数万円台で購入できるモデルでありながら、ThinkBook 14 Gen 8には性能の高いIntel Core Ultraプロセッサが搭載されています。事務作業からクリエイティブ作業まで、幅広く活用できるのが魅力です。
加えて、Thunderbolt 4を含む豊富なインターフェースにより、外部モニターの複数接続が可能。メモリやストレージのアップグレードも簡単に行えます。
高性能なプロセッサ、充実したインターフェース、手頃な価格により、コストと性能のバランスを重視する法人におすすめです。
ThinkBook 14 Gen 8を安く買うなら新品未使用品・再生品
予算を抑えてThinkBook 14 Gen 8を購入したい方には、新品未使用品や再生品がおすすめです。
新品未使用品は、通常の新品と同じ性能と品質を持ちながら、価格が安く抑えられているのがポイント。開封済みであったり保証が一部制限されていたりすることもありますが、コスパに優れます。
一方、再生品は、メーカーが通常販売できなくなった製品を修理・整備し、動作確認を済ませた上で安く提供しているのが特徴。一般的な中古品と異なり使用歴はほぼなく、外観のダメージも軽微です。加えて、ストレージやバッテリーなどの消耗パーツの劣化も少ないため、安心して使用できます。
ThinkBook 14 Gen 8をお得に入手したい方は、こうした選択肢もチェックしてみましょう。
持ち運びをしないなら、大画面のThinkBook 16がおすすめ
ThinkBook 16は、16インチの大画面と16:10のアスペクト比（縦横比）」が特徴です。複数のウィンドウを開いての作業や、文書表示に適しています。
AMD Ryzenプロセッサが搭載されており、メモリは最大64GB。ストレージは最大1TBのSSDに対応しており、コスパの高さも魅力です。加えて、メモリやストレージの増設が可能で、長期的にも使用できます。
アルミニウムボディはMIL-STD 810H規格に準拠し、優れた堅牢性と高級感が備わっているのもポイント。100% sRGBの色域を持つディスプレイオプションもあり、画像や映像編集にも使えます。
テンキー付きキーボードや指紋センサーなど、ビジネスユーザー向けの便利な機能も充実しており、持ち運びをしない据え置き用途におすすめのモデルです。
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