一体型PCとは

一体型PCとは、ディスプレイと本体（内部パーツ）が一体化したパソコンのことを指します。一般的なデスクトップPCでは、モニターと本体が別々になっていますが、一体型PCはそれらが1つにまとめられているため、省スペースでスッキリとしたデザインが特徴です。

デスクトップPCの高いパフォーマンスを持ちながら、ノートPCのようなコンパクトさを備えているため、家庭用やオフィス用として人気があります。特に家庭用としては、リビングに置いても場所を取らず、部屋の景観を壊さないため人気です。
また、Windowsのみならず、AppleのiMacシリーズもあり、多くのメーカーから選ぶことが出来ます。

一体型PCのメリット

1. 省スペース設計でスッキリしたデザイン

一体型PCは、本体とディスプレイが一体化しており、大きな本体を設置する必要がないため、狭いスペースでも設置しやすいのが特徴です。

2. 配線がシンプルで設置が簡単

一般的なデスクトップPCは、電源ケーブル、モニターケーブル、スピーカー、キーボード、マウスなど、多くの配線が必要ですが、一体型PCは電源ケーブル1本で済むモデルも多いです。そのため、初心者でも簡単にセットアップできる点が魅力です。

3. 大画面ディスプレイで作業効率アップ

ノートPCに比べて画面サイズが大きく、21.5インチ～27インチ程度のディスプレイを搭載したモデルが多いです。大きな画面で作業できるため、マルチタスクがしやすく、動画編集やデザイン作業、プログラミングにも適しています。

一体型PCを選ぶ際のポイント

一体型PCを選ぶ際には、用途に応じたスペックや機能をチェックすることが大切です。以下のポイントを参考に、自分に合ったモデルを選びましょう。

1. CPU（プロセッサ）の性能を確認する

一体型PCは、モデルによって性能に大きな違いがあります。用途に応じたCPUを選びましょう。

一般的な作業（インターネット、メール、文書作成）であれば、Intel Core i3 / AMD Ryzen 3 でも十分です。
ビジネス用途であれば、Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上を選ぶようにしましょう。
クリエイティブ用途、ゲームなどをするのであれば、Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 以上が目安になります。

2. メモリの容量をチェック

メモリの容量が多いほど、複数のアプリをスムーズに動作させることができます。
最低でも8GB以上、高負荷な作業を行うのであれば16GBか32GB以上のモデルがおすすめです。

3. ストレージの種類と容量

一体型PCには、HDDとSSDの2種類のストレージがあります。
SSDはHDDよりも高速で、パソコンの起動やアプリの動作がスムーズです。最低でも256GB以上のSSDを搭載したモデルを選ぶと快適に使用できます。
大容量のデータを保存する場合は、1TB以上のHDDを併用するハイブリッドタイプもおすすめです。

4. 画面サイズと解像度を確認する

作業のしやすさを考えると、21.5インチ以上のフルHD（1920×1080）解像度のモデルがおすすめです。

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